夏場の虫対策、どうしていますか? お米は、高温多湿の6月から10月の間が一番虫の発生しやすい時期です。室温が20℃を超えると虫の繁殖には最適の温度になります。美味しくお米を食べていただくには、夏場は1ヶ月で食べ切る量をお買い求めいただくのがベストです。
①保存方法として一番のお勧めは、
お米をペットボトルに入れて冷蔵庫で保冷することです。
ペットボトルの口は小さいので、冷蔵庫から出した時に結露を最小限に抑えられます。
タッパーに入れて保冷している方もいますが、タッパーは表面積が大きいので、開けた時にお米全体が結露してカビの発生の原因となります。表面積の小さいペットボトルがお米の最適な保存容器です。
2リットルのペットボトル1本には、約1.7kgのお米が入ります。
2本で3kg余りです。
夏場は5kgご購入して、2kgは常温で保存、3kgをペットボトルに入れ冷蔵庫に保冷するのがベストです。
麦は米以上に虫が付きやすいので、冷蔵庫での保冷をお勧めします。
「冷蔵庫がいっぱいでペットボトルが入らない」そんな方も多いと思いますが、エアコンの効いた室内で保管しても虫の発生を抑えられます。ペットボトルなら室内でも邪魔にならないのが嬉しいです。
②米びつの防虫対策には鷹のツメが効果的です。
米びつは計量には便利ですが、出口のところにヌカ層が蓄積しやすく一番虫の繁殖しやすい場所です。
一度コメを米びつから出して出口を入念に洗浄し、よく乾燥してからコメを入れてください。
暑くなる前に、掃除するのがポイントです。これだけで虫の発生を抑えられます。
米びつがキレイになれば、タカノツメを貼ってください。
米びつ内に張り付けていただくと虫除けに効果があります。
今年の夏は、いや~な虫を見ないで美味しくお米を食べてください。
そんななかでも、「いや、健康のためには玄米を食べるほうがよい」という思想が受け継がれ、実践していた人が少なくありませんでした。医学的な知識はなくとも、玄米と白米のどちらを食べるかで体調が違うことを肌で感じていたのでしょう。